ペットライフに欠かせない用品と置き場所確保のためのデッドスペース有効活用
ペットリフォームコラム
目次 [hide]
ペットを家族に迎えると、生活リズムが一変し、朝は早く起き散歩に出掛け、休日はペットをつれてレジャーや公園に出掛けるようにもなります。
ペットと過ごす時間を想像しただけでワクワクした気持ちが溢れます。
でも、実は多くの方がペットを迎えてから困ったポイントとして挙げているのが、ペット用品の置き場です。
今回は意外にサイズが大きいペット用品とスペース確保のためのペットリフォームに注目してみましょう。
ペットが安心して過ごせる自分専用スペース
ペットとの暮らしで何より大きな場所を取るのが、サークルやクレートと呼ばれるペット専用スペースです。
サークルとはフェンス状の柵で、小型犬用サイズでも床面のサイズは90㎝×60㎝と意外に大きいものです。
もし2匹、3匹と多頭飼いであったり、柴犬やゴールデンレトリバーといった中大型犬と暮らす場合、さらに大きなサークル設置のためのスペースが必要です。
このサークルの置き場所をどこにするか?
いざ、ペットを家族に迎えてから、家族内で意見が分かれます。
その上、このサークルは室内の空きスペースであれば、どこに置いてもよいという物ではありません。
ペットにとって、サークルは絶対的な安全圏という認識です。
寝起きはもちろん食事やトイレのスペースとしても毎日活用します。
しつけの面でも、無駄吠えやイタズラ防止、分離不安やストレス性の問題行動の抑止にと多いに活用が推奨されています。
つまりサークルは
に置くべきです。
家中でこのような場所を確保するのは、早々簡単ではありません。
だからこそ、ペットリフォームをオススメしています。
例えば
などにデッドスペースはありませんか?
これまで何となく物を置いて、見過ごしてしまっているスペースがきっとどのご家庭にもありはずです。
例えば階段下のスペースは、単なるデッドスペースで終わっていることもあれば、収納スペースとして設計したものの、天井が低く、大人が出入りするのは不便という理由で、十分に活用できていないということはありませんか?
このようなスペースを有効に活用し、ペットのサークルはもちろんフードやトイレシーツなどの買い置き品をストックできる専用スペースにリフォームすることができれば、リビングや家族の寝室は今まで通りに広々と使うことができます。
>来客のあるリビングに、ペットのサークルやトイレをむき出しのまま設置するのは、見栄えが悪く気が引けるという方でも、この方法でペットリフォームを計画すれば、きっとお悩みを解消できるでしょう。
ペット自身にとっても、賑やかなリビングで家族と過ごす時間と自分専用のスペースでのんびり昼寝ができる時間を使い分けることができ、快適な暮らしを確保できます。
高機能&大型化するペット家電は便利でも設置場所が悩み
ペット家電という言葉を聞いたことがありますか?
家電といえば当然のことながら、人間の暮らしを便利で快適にしてくれる必須アイテムですが、実は今、家電業界に様々なペットのための家電が登場しています。
その代表格が自動掃除機能付き猫用トイレです。
猫は散歩が必要ないうえに、マイペースな性格から留守番も苦にならないと共働き世帯はもちろん一人暮らしの方や年配の方からも人気を集めています。
ただ猫との暮らしは、癒し効果が抜群なものの、唯一トイレの臭い問題が難点と言われています。
猫の排泄物は特有の強い臭いがあり、留守中に締め切った部屋中に臭いが充満しがちです。
当然のことながら、壁紙やカーペットにも特有の臭いがつき、来客時に不快な思いをさせてしまうことも珍しくありません。
これまでこの臭いの問題は、壁紙の張替えやカーテンのこまめな洗濯など、数年単位の長期計画で臭い対策のためのペットリフォームを行うことが一般的でした。
でもこの方法は必ずしも万全ではありません。
そこで誕生したのがペット家電の先駆者と呼ばれる自動掃除機能付き猫用トイレです。
家族が留守ですぐにトイレの片付けができないときでも、自動でトイレを掃除してくれる上に、空気清浄機機能搭載品であれば消臭効果も期待できます。
このようなペット家電を活用すれば、気になるトイレの臭い問題も解決できます。
でも、購入を前に大きな壁になるのが、設置場所です。
多機能だからこそこのような製品はサイズが大きく、存在感があり、リビングに置くには室内の雰囲気を損ねてしまいかねません。
でも、このような場合でもペットリフォームを施し、室内の雰囲気を壊さないようにパーテーションパネルを設置したり、作り付けの家具の様にジャストフィットするスペースを作り、設置することで、機能性をフル活用しつつ、臭い問題を解決できます。
ペットが毎日使うものだからこそ、機能性、利便性、視認性と様々な視点から設置場所を考えなければなりません。
SNSの成功事例の真似は簡単ではありません
SNSには、さまざまなDIYの成功例が紹介されていて、中には家族でもペットリフォームができるのではと考えたことがある方もいるでしょう。
もちろん趣味を兼ねて楽しむことができる家族によるDIYも気になるところですが、無暗に壁面を加工したり、壁紙を張り替えると思わぬ失敗が起こることもあります。
SNSで紹介されているケースは、周りから賞賛されるほどに完成度の高い成功事例だからこそ、投稿され注目を集めているのです。
決して、誰にでも簡単にできる作業ではありません。
室内の構造にまで大きな影響を及ぼす可能性もある作業だからこそ、ペットリフォームはプロに相談し、希望通りの仕上がりを目指しましょう。
リフォーム計画は数年後の再リフォームも意識した計画を
住まいは子供の成長や家族の暮らし方、仕事、年齢と様々なタイミングで使い勝手の良さや必要になる機能が異なります。
新築で建てた理想の住まいも、5年、10年と時間がたつことで、不便さを感じることもあります。
その上、ペットという家族が増えるとなれば、かならずしも、今のままで大満足とは言いきれなくなるのも当然です。
もちろんペットとの暮らしにおいても、いつかはペットとお別れをする日が来ます。
ペットがいるからこそ室内に抜け毛やホコリ、臭いの問題も起こります。
自宅をリフォームする時に、考えておくべき大切なポイントに、再リフォームがあります。
再リフォームとは、数年、数十年経過後に再度、その時の暮らし方に合わせてリフォームが必要になった時に、不具合や不都合が生じないように今の時点でのリフォームを計画することです。
今は、大型犬を飼っているからと大型犬仕様に室内をペットリフォームしてしまうと、数十年後は、それらの機能や材質が不要になり、不便に感じることもあるでしょう。
そのような時に、以前のペットリフォームが原因で、取り返しのつかない事態に陥ったり、再リフォームが不可能という事態に陥らないためにも、ペットリフォームは住宅の構造や特徴を十分に理解した、専門業者に依頼すべきです。
家族による安易なリフォームは、その場限りであれば利便性が向上し、家族だからこその細やかな工夫を施すことも出来ます。
でも再度のリフォームの時に、この時のリフォームが原因で、余計な工程が必要になったり、費用がかさむことも珍しくありません。
リフォーム工事は、単に外見を変える、不要な箇所を取り除く、使い勝手の良さを実現するだけではいけません。
ペットリフォームはペットのことを熟知した専門家へ依頼を
様々なリフォーム工事の中でもペットリフォームは、ペットの特性や暮らし易さへの配慮も必要なため、より専門性や経験が求められます。
例えば、電源コンセントの取り付け箇所1つを例に挙げてみても、ペットのイタズラ防止の為に、腰高な位置に設置したり、ペット家電の設置場所付近にコンセントを増設したりという工夫も求められます。
このような工夫は、ペットを知っているからこそできる成果です。
ペットリフォームを検討している方は、まずは実際に自宅を専門家の目線でチェックすることから始め、ペットとの顔合わせ、具体的なプランの作成へと進めてゆきましょう。
まとめ
ペットリフォームは、室内の一部分だけを有効活用するお手軽なプランもあります。既存の壁面やデッドスペースを有効活用する手法はペットリフォームのプロだからこそ提案できる創意工夫があります。