ペットのシャンプーを自宅で済ませるための、広い浴室や脱衣スペース
ペットリフォームコラム
目次
ペットとの暮らしでは、月に1回のシャンプーが欠かせません。
トリミングサロンを利用しシャンプーを済ませた場合、料金相場は平均で5,000~10,000円と意外に高額です。
その上、トリミングサロンへの送迎の手間もかかるのですから、せっかくの休日が愛犬の送迎だけで終わってしまったという声もあるほどです。
ペットを家族に迎えたら、毎月のシャンプーを自宅で済ませるためのペットリフォームもぜひ考えてみてください。
自宅シャンプーは節約効果は大きいものの、負担も大きい
ペットと暮らしていると、当然気になるのはペット特有の臭いと抜け毛です。
この問題を解決する確実な方法がシャンプーです。
ペットのシャンプーは月に1度程度が理想的な頻度で、決して人間の様に毎日入浴する必要はありません。
シャンプーをしすぎてしまうことで、かえってペットの皮膚にダメージを与えてしまう場合もあるので、この点は注意しましょう。
ただこの月に1回のシャンプーが多くの飼い主の悩みの種でもあります。
浴室でシャンプー・リビングでドライヤーが主流
シャンプーをする時、多くのご家庭は浴室でシャンプー、タオルドライを済ませ、リビングや洗面所でドライヤーを済ませます。
この方法なら、わざわざトリミングサロンを利用しなくても、自宅で手が空いている時にいつでもシャンプーができるからです。
でも、実際にこの方法でペットをシャンプーしてみると、浴室内はシャワーの湯気でまるで蒸し風呂状態になり、シャンプー後は浴室中に抜け毛が飛び散っています。
その後、リビングに移動しドライヤーを使用すると、ドライヤーの風で部屋中に抜け毛が飛び散り、その後は部屋中の掃除が欠かせません。
たとえ小型犬であっても、自宅でこのようにシャンプー、ドライヤーを済ませる場合、3~4時間もかかるほどです。
これでは、たとえ自宅でのシャンプーであっても、休日にしっかりと予定を開け、取り組まなければならないでしょう。
もちろん、洗面所でドライヤーを済ませたほうが、抜け毛が飛び散る範囲を限定できる上に、濡れたタオルの片付けなどもスムーズに済みます。
でも、洗面所には十分なスペースが無い上に、タオルなど収納棚には扉が無く、ドライヤー使用後は、棚の奥にまで抜け毛が入り込んでしまうという問題が新たに生じます。
浴室&洗面所をペットリフォームで広々快適に
ペットを家族に迎えたら、その後10年以上は毎月定期的なシャンプーが必要になるのですから、この機会に思い切って浴室と洗面スペースをペットリフォームしてみてはいかがですか?
浴室でペットを洗う時は、家族が座り、足元にペットが立っていても十分なスペースを確保できるように工夫をしましょう。
ペットのタオルやシャンプーを一時的における棚もあると便利です。
更に、シャンプー後のドライヤーも洗面スペースで完了できるように、洗面スペースの拡張やドライヤー中に使用できるトリミングテーブルが置けるスペースもあると抜群の使い勝手の良さとなります。
トリミングテーブルとは、トリミングサロンのトリマーが使用するペットのお手入れ用のテーブルです。
天板部分は凹凸のあるゴムシートが張られ、ペットの足滑りを予防する工夫がされています。
このテーブルは折りたたみ式の為、使用しない洗面スペースに収納が出来るようペットリフォーム時に収納スペースも確保しておきましょう。
収納や折り畳みが面倒な場合は、跳ね上げ式でトリミングテーブルを作りつけにすると、出し入れが簡単になります。
散歩後の足洗いにも洗面スペースは毎日利用
ペットのシャンプーは月に1回が目安ですが、実は毎日の散歩後にも洗面スペースや浴室は活用します。
散歩で汚れた足裏を洗い、ドライヤーで乾かす時、一連のお手入れが全て洗面スペースで完了してくれると、毎日の散歩習慣での家族の負担も軽減できるでしょう。
このように、ペットと暮らす中では、水回り、特に浴室や洗面の利用時間が大幅に延びるので、使い勝手の良さ、スペースの拡張をぜひオススメします。
浴室のリフォームは、経験豊富なペットリフォーム専門家に相談を
浴室のリフォームは、すでに完成されたユニットを既存の浴室設備と入れ替えるだけ、驚くほどに短時間で終わるプランもあります。
でもペットとの暮らしを考えたリフォーム工事の場合、単に浴槽や設備が新しくなるだけでは不十分です。
例えば、浴室の床材は、表面が滑らかな床材の方が水はけがよく、使用後の掃除も簡単です。
でもこのような床材はペットの足が滑りやすく、ペットが浴室を怖がる原因になることもあります。
シャワーヘッドの取り付け位置も重要なポイントです。
ペットをシャンプーする時、家族は低い椅子に座るか、床に膝をつく姿勢になります。
足元にいる小さなペットに手が届く姿勢で無ければなりません。
この時、すぐに手が届く場所にシャワーヘッドがあると、使い勝手も良いでしょう。
更には、使用後は湿気がこもる上に、浴室内にペット特有の不快な臭いも充満します。
この臭いの解消には、十分な換気が効果的です。
窓を増設できる場合は、窓の増設をしましょう。
窓の増設が難しい場合は、浴室換気に十分な能力のある換気扇を設置し、悪臭と湿気を確実に解消しましょう。
リフォーム専門家に相談をする時は、
など実際のシャンプーの場面をシミュレーションしながら、具体的なペットリフォームプランを考えてゆきましょう。
意外に忘れがちな洗面スペース内コンセントの増設工事
ペットをシャンプー後にドライヤーする場合、小型犬であっても1時間以上も時間がかかります。
柴犬など中型犬サイズであれば、2時間を超えることも珍しくありません。
実は洗面スペースのペットリフォームで失敗しがちなポイントに、コンセントの増設と余分なスペースの確保があります。
コンセントは大抵の場合、洗面台についています。
このコンセント位置は、洗面台の前に立ちドライヤーを使用する時には適していますが、洗面台から離れた場所にペット用テーブルを置き、ドライヤーをするには遠すぎて、延長コードが必須になります。
市販のドライヤーのコードの長さはほぼ同一ですから、あらかじめペット用テーブルを設置する場所を決め、テーブル付近にもコンセントを増設しておきましょう。
併せて、長時間のドライヤー中、家族が立ちっぱなしの姿勢にならないよう、テーブル脇に椅子を置ける余分なスペースがあると、重宝します。
浴室や洗面は、必要最低限の狭さにすることで、他生活スペースを出来る限り広くしたいと考えてしまいがちですが、ペットとの暮らしには、何かとこのスペースの利用頻度が高いことを考え、あえて余分なスペースを作ることがポイントです。
市販のペットシャンプー用洗面台への交換もオススメプラン
今より快適で使い勝手がよくなるとわかってはいるものの、浴室全体をペットの為にリフォーム工事するのは、費用の面でも工事期間中の家族の暮らしの面でも難しいと感じるのは当然です。
そこで、オススメのプランに市販のペット用洗面台への交換というペットリフォームプランがあります。
実はすでにペットを暮らす家族向けに、普段は家族の洗面台として活用でき、専用天板を設置するだけで、ペットのトリミングテーブルとしても活用できる洗面台が発売されています。
中には、一般的な洗面台より深く設計をすることで、洗面台の上でシャンプーを済ませ、天板を取り付けドライヤーもできるという1台完結型の製品もあります。
このような洗面台であれば、交換工事もさほど日数を必要としない上に、大規模な工事も不要の為、気軽にペットリフォームを計画できるでしょう。
これまで、ペットのシャンプーやお手入れ、散歩後の足洗いを負担に感じていた方は、まずが気軽にペットリフォーム専門家に相談をしてみてください。
既存製品の活用でも、オリジナルプランでも具体的な計画の提案を受けることで、これまでのお悩み解決のヒントが必ず見つかります。
まとめ
ペットとの暮らしには、月に1回のシャンプーが欠かせません。
毎月必要だからこそ、家族もペットもストレスフリーで快適に過ごすことができるよう、浴室や洗面スペースのペットリフォームをオススメします。